小寒ーせりすなわちさかうー

二十四節気と七十二候 

小寒 1/5~1/19頃

 小寒(しょうかん)とは、
 「寒の入り」といわれ、
 これから更に寒さがきびしくなるころ。
 小寒から節分までを「寒の内」と言います。
 寒が明けると立春になります。

 

小寒  初候は、

 芹乃栄ーせりすなわちさかうー

 1/5~1/9頃

 芹が生え始めるころ。
 芹は、春の七草のひとつで、
 冷たい水辺に育ちます。
 一か所から競り合って生えることから
 芹という名前になりました。

 

旬のもの

 蠟梅(ろうばい)

寒さに強く、花の少ない時期に咲く貴重な花です。

蝋細工のような花弁と、

梅に似ていることから

蠟梅という名前になりました。

 柊(ひいらぎ)

葉に鋭いとげがあるので、

邪気をはらう木とされます。

 

 河豚(ふぐ)

この時期の河豚は産卵前で脂がのっています。

さしみで食べる場合は「てっさ」と言って、

弾力があって噛み切れないため薄造りにします。

 

 

 


二十四節気

 二十四節気とは、古代中国で考案されたもので、
 太陽の動きを元に、1年を4つの季節に分け、
 それをさらに、6つに分けたものです。
 春分、夏至、冬至、などは今でも使われていますね。

 

七十二候

 七十二候は、これをさらに3つに分けたものです。
 やはり古代中国で作られたものですが、
 日本の気候風土に合うように、
 何度も改定されています。
 現在使われているものは、
 明治時代に改定されたもので、
 気候の変化や、動植物の様子が
 短い文で表されています。


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